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徳島県 スフィア・プロジェクト研修(11月) 実施協力報告

11月12日・13日に、徳島県庁主催にて、県が指定する災害時コーディネーターや避難所運営状況をアセスメントする支援者を対象に「スフィア・プロジェクト研修」が徳島市内で実施されました。

JQANは実施協力、JQAN運営事務局のJANICが運営を担当しました。自然災害が多発している日本国内で、いかなる環境においても人権を守ることを目指すスフィア・スタンダードをはじめとした国際基準の概念を防災計画などに取り入れることは、重要な意義があります。
徳島県は「戦略的災害医療プロジェクト」において、避難所を含めた被災者の生活環境の整備の視点として、人道・緊急支援のための国際基準である「スフィア・スタンダード」を支援体制に取り入れることとしており、本研修の開催を通じ、行政職員、災害時コーディネーター、感染症などの各専門チームが連携し、効果的な被災者支援の体制整備を進め被災者の生活の質を重視した避難所支援を目指しています。徳島県内において、阿南市、美馬市、徳島市にて計4回の研修を2018年度に行う予定です。

今回は11月に徳島市内で実施された研修について報告致します。

【日時】2018年11月12日(月)、13日(火)
【会場】徳島グランヴィリオホテル ヴィリオホール(徳島市)
【対象】徳島県が指定している徳島県東部圏域における、災害時コーディネーターや避難所運営状
況をアセスメントする等の支援者
【人数】 31人
【講師】 JQAN Q&Aトレーナー養成研修修了者3名
原田奈穂子 宮崎大学医学部看護学科 地域精神看護学教授
甲斐聡一朗 兵庫県災害医療センター救急部副部長/災害人道医療支援(HuMA)理事
千島佳也子 厚生労働省DMAT事務局講師
【主催】徳島県危機管理部 とくしまゼロ作戦課
【協力】支援の質とアカウンタビリティ向上ネットワーク(JQAN)
【運営】特定非営利活動法人国際協力NGOセンター(JANIC)
【プログラム】
1日目:
       開会
       イントロダクション/アイスブレーク
       講義『我慢させない支援とは?』『スフィアとは?』
       グループワーク/演習・発表
       質疑応答
2日目:
       1日目の振り返り
       講義『CHSとは?』
       ゲスト・スピーカー講義
       グループワーク/演習・発表
       アクションプラン作成/閉会

                                                 
2日間の研修を終えた参加者からは前向きなご意見を頂くことができました。講義で学んだ知識を実際に活用し定着をはかることを目指す本研修では、講義のみならず、多くのワークや発表時間を設けています。その結果、研修内容に関する研修前後の比較において、平均で23%理解度が上がったとの数値が出ており、研修効果を裏付けています。

アンケート結果抜粋:
―「スフィアとは?」「CHSとは?」の座学とそれらを使ったグループワークが良かった。基本的な知識、使い方、見方、調べ方が具体的であったから。
―避難所運営体制作りにおいて、これまで地域住民に対する支援の質が重要という認識がなかったが、そのような視点が必要ということを具体的に説明できるようになった。
―メディアをとおして知られている「スフィア」は、学んでみると全く異なるものだと思った。スフィア・プロジェクトの理念を伝え広めたい、と言う意欲が伝わった研修であった。  

【問合先】 
国際協力NGOセンター(JANIC) JQAN担当:松尾 榊  
E- mail: qa@janic.org
Tel: 03-5292-2911
東京都新宿区西早稲田2-3-18 アバコビル 5F