昨今のシリア難民問題の長期化や国内外での災害の多発を受け、改めて災害、紛争、復興、開発現場での支援活動の在り方について関心が高まっています。
先般5月にトルコ・イスタンブールにて第1回世界人道サミットが開催され、国際社会全体で、今までの支援の知見や経験を踏まえつつ、これからのあるべき支援についての議論がされました。
今回は、国際社会で使用されている現地のニーズや意見を反映させる、人々をさらなる危害にさらさない、団体間で連携をとる、スタッフの安全を確保する等の視点が組み込まれた主要な国際基準について学びます。
日本の国際協力人材が今後携わる機会の多い分野であることに鑑み、JICA国際協力人材部と共同で開催いたします。2016年8月の初回でご好評をいただき、年度内2回目の開催となります。
本研修はPARTNER「災害対応人材登録制度」(http://partner.jica.go.jp/EmergencyRestorationSystem)の指定研修でもあります。
今後、国内外での人道・緊急支援に携わる可能性のある私たちがより効果的な支援を実践できるように、本研修に参加してみませんか。
プログラム(予定)
国際基準を初めて学ぶ人を対象に、個人およびグループ単位での演習を交えた参加型形式で実施されます。
1日目:
・Quality & Accountability (Q&A)とは?
・Core Humanitarian Standard on Quality and Accountability とは?
・Sphere Projectとは?
・Sphere Project ハンドブックの使い方
2日目:
・東日本大震災支援の事例をもとにしたシナリオを使用した演習
・参加者の経験共有
講師
Quality & Accountabilityトレーナー養成研修過程を修了した講師が行います。
三宅 隆史 シャンティ国際ボランティア会(SVA) アフガニスタン事務所長
福田 紀子 清瀬市男女共同参画センター長 参加型学習ファシリテーター
松尾 沢子 (特活)国際協力NGOセンター(JANIC) 能力強化グループ マネージャー
トレーニング概要
日時 | 2017年2月21日(火)・22日(水) 10:00〜17:30 |
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会場 | JICA地球ひろば(JICA市ヶ谷ビル内) 202AB会議室 住所:東京都新宿区市谷本村町10-5 電話:03-3269-2911 http://www.jica.go.jp/hiroba/about/map/index.html |
対象 | 国際協力NGOスタッフ、医療関係者、政府関係者など、人道・緊急支援に携わっている方、又はその予定がある方。 |
人数 | 20人(定員に達し次第締め切ります。) なお、より多くの方にご参加いただくために、すでに関連する研修を受講済みの方はお断りする場合もございますので予めご了承ください。 |
資料代 | 2,000円 |
交通費補助 | 日本国内の遠方(東京駅から100㎞以上離れた市町村に在住されている方)から参加される方には、最大4名まで一人3000〜5000円以内の補助をします。 補助額は希望される人数および属性(学生を優先します)を踏まえ事務局が決定します。補助を希望される方は、申込み時の備考欄に在住場所の最寄ターミナル駅名を記載ください。 |
その他 | 2日間の全プログラム要素に参加した方には修了証を発行します。 JICA職員が参加する可能性があります。 |
主催 | 支援の質とアカウンタビリティ向上ネットワーク(JQAN) |
共催 | JICA国際協力人材部 |
申込方法
下記サイトからお申込ください。
http://kokucheese.com/event/index/442943/
申込締切日
2017年1月31日(火)
※ただし、同日前に定員を超える応募があった場合は、その時点で締め切る可能性があります。
問合先
支援の質とアカウンタビリティ向上ネットワーク(JQAN)事務局
NPO法人 国際協力NGOセンター(JANIC)内:齋藤、永福
東京都新宿区西早稲田2-3-18 アバコビル5F
E-mail: qa@janic.org Tel: 03-5292-2911