トレーニング

【実施済み】2023年度JQAN主催QA(Quality and Accountability)トレーナー養成研修

このたび支援の質とアカウンタビリティ向上ネットワーク(JQAN、事務局:国際協力NGOセンター(JANIC内))では、(特活)ジャパン・プラットフォームの資金協力のもと、世界各地で災害の被災者や難民の方々の支援現場で活用されている「スフィア基準・スフィアハンドブック」の普及活動に関わるQA*トレーナーの養成研修を開催します。

*QA:Quality and Accountabilityの略。本研修では支援活動の被災された人びとの尊厳を尊重し、ニーズに応対するなどの質的側面、支援活動が与える影響を踏まえた責任ある行動をさす表現として使用します。

 

本研修は「スフィアハンドブック第4版(2018年公開)」を使った日本での初めての開催となり、「スフィア基準・スフィアハンドブック」の管理団体であるSphere Association(在スイス)の協力を得て、世界中で使用されている教材類を用いつつ、日本語で行われます。

 

被災者を中心にした支援を広めるための普及や提言活動に関わることに関心のある皆様のご応募をお待ちしています。トレーナー養成研修は不定期開催となります。ご関心のある方はぜひこの機会を活用いただくともに、皆様の周りにご関心の方がいらっしゃいましたら広報にご協力いただきますようお願いします。

 

———- 開催概要———-

◆研修目的:

被災者を中心にした支援を広め、質の高い支援を行うために、スフィア基準について研修・講演を通じた普及活動、同基準に基づく個々の団体・現場での相談対応、評価研究、国内外での提言活動に関わるQAトレーナーを増やす。

 

◆QAトレーナーに期待される役割:

・JQAN主催のスフィア基準に関する研修・講演やJQAN以外が主催する研修・講演での講師を務める。本研修修了後のトレーナーとしての活動手順については研修中に説明します。

(参考)2024年度以降もJQANではスフィア基準に関連した研修、モニタリング評価、提言活動を行う予定です。

 

・提言(スフィアなどの諸基準の改訂時の国内外での議論への参加、ドナー等への説明)や新版の翻訳・監修を担う。

 

・現在の支援活動の方針、計画のモニタリング・評価、改善に関わる。

 

◆日程・場所:

2023年12月5日~8日(全4日間、研修時間9~18時(予定))

機械振興会館会議室〒105-0011 東京都港区芝公園3丁目5−8。東京タワーの隣)

 

◆定員:

10名程度

 

◆参加費

30,000円(税込)

※受講決定の案内時に請求書を発行します。期日までに指定口座にお振込ください。

 

◆申込期日

2023年10月20日

 

◆主催:

支援の質とアカウンタビリティ向上ネットワーク(JQAN)

 

◆助成:

(特活)ジャパン・プラットフォーム

 

◆協力(申請中):

Sphere Association、日本赤十字社

 

———- プログラム内容、日程 ———-

◆内容:

実際の時間割、事前学習、持ち物などは、受講が確定した方々に別途ご案内します。

本プログラムは概ね次の要素で構成され、参加者が主体的に知識や能力を身につけていただきます。経験豊富な現役トレーナー陣が参加者の学習状況について観察とフィードバックを行いサポートします。

 

<プログラム構成要素>

  1. 国際基準(スフィアハンドブック2018、ハンドブック研修モジュール、CHS改訂最新情報)
  2. 指導能力の醸成(成人教育の留意点の確認、教材意図の理解、スキル確認(対面・オンライン)など)
  3. 実習(併催するスフィアハンドブック研修(対面形式)での講師実践)
  4. トレーナーとしての目標設定

 

<学習方法>

・今回の研修期間中:講義、自習、グループワーク、実習(併催するスフィアハンドブック研修(12/7-8)での講師実践)

 

・修了後:実践を通じて能力を高めます。JQAN主催や自主企画の研修で講師として指導するためには、最低2回は現在トレーナーとして活動している方と組んで講師を務めていただきます。

(参考)JQAN主催研修はオンラインや対面の形式で年間3−4回開催する予定です。その他、外部主催のスフィア研修やトレーナーによる自主企画は年間4−5回程度、不定期に開催されています。

 

◆日程

<自習期間>

2023年

10月下旬 受講者決定、事前課題の連絡

11月中旬 事前課題の提出

 

<対面研修>

12月5日(火)― 8日(金) 全4日間終日(最終的な開始と終了時間は、9時から18時の間で設定します)

大まかな内容(予定、詳細は受講者に連絡します)
12/5 オリエンテーション、国際基準の理解、指導能力の醸成、実習の説明・準備
12/6
12/7 実習(講師実践)、フィードバック、トレーナーとしての目標設定、振り返り
12/8

 

<フォローアップ>

2024年2月 アクションプラン進捗確認(オンライン接続、半日程度)

 

◆講師(支援の質とアカウンタビリティに関するトレーナー養成研修修了者):

 五十嵐豪  特定非営利活動法人CWS Japan プログラム・マネージャー

 岡野谷純  特定非営利活動法人日本ファーストエイドソサェティ(JFAS)代表理事

 原田奈穂子 岡山大学ヘルスシステム統合科学研究科看護科学 教授

———- 申し込み条件、申込方法 ———-

◆申し込み条件:

<必須条件>

・人権を基礎とした支援基準(スフィア基準他)に賛同し、その実現にQAトレーナーとして関わる意欲のある方

・スフィアハンドブック研修受講実績(過去8年以内が望ましい)

・全ての所定プログラム(自習、対面研修、実習。課題類の提出含む)に対応できる方

 

<望ましい条件>

・国内外の災害、人道・開発支援に関わった経験があること(例:スタッフ、ボランティア(例:地域、所属先など)、自治体・町内会関係者として等)

・学習支援・ファシリーテーション経験があること(例:ワークショップ・会議でのモデレーター・ファシリテーター経験、アクティブラーニング指導、伴走支援など)

 

◆申込方法:

・応募の際は、以下のフォームを期日までに入力してください。入力された情報は今回の研修企画・運営に関わる人員(講師陣・事務局・ドナー)のみで共有・管理します。

応募者本人:申込フォーム

推薦者*:推薦フォーム

*推薦者:応募者の現所属先の上長または自薦(フリーランスなど現在特定の所属先がない場合)

 

◆申込及び推薦書提出期日:

2023年10月20日(金)

 

◆遠方からの本研修参加者への補助:

補助対象者:参加者の居住地最寄駅が東京駅から150キロ以上離れたところから参加される方。申込フォームの所定欄で希望有無を明記してください。

補助対象費用:参加にかかる費用(交通費・宿泊費)

補助条件:所要交通費・宿泊費の実費合計(税込)の一部(3割相当)(ただし一人当たりの補助額上限は3万円)

 

◆受講に関する参加者への連絡方法:

申込フォームに記入のあったメールアドレス宛にJANIC事務局から配信します。

※研修期間中、稼働しているメールアドレスを登録いただくようご留意ください。

※参加者のメールボックスのセキュリティ設定に応じて、qa@janic.orgからのメールが【迷惑メール】に振り分けられるケースがありますのでご留意ください。

 

◆プライバシーポリシー:

本研修を通じてJQANが入手した個人情報については、運営事務局を務める(特活)国際協力NGOセンター(JANIC)のプライバシーポリシーに沿って取扱いいたします。

https://www.janic.org/privacypolicy/

 

◆問い合わせ先(担当者が在宅勤務中のため、メールでお願いします):

JQAN事務局(国際協力NGOセンター(JANIC)内)

担当:松尾、山口、広谷

連絡先:qa@janic.org

ウェブサイト:https://jqan.info/