この度『スフィアハンドブック~人道憲章と人道支援における最低基準』の管理、普及活動をしているSphereの会員制度が新しくなり、正会員の要件が従来よりも広がりました。会費額も見直され、年間収益が1億円未満の団体や個人にとって参加しやすい価格設定となりました。
スフィアハンドブックを踏まえた活動を実践している団体や個人の皆様で、リアルタイムで動向を把握したい方、お持ちの知見を今後のスフィアハンドブックの向上・改善に生かしていきたい方は、ぜひこの機会に入会をご検討ください。
入会についてご質問などありましたら、Sphere事務局あるいはJQAN事務局宛にご連絡ください。
<概要>
・正会員団体の要件
団体ないし団体の会員の中核事業が災害や紛争などの影響を受けた地域社会や人びとの保護と支援であること。NGO/NPO、ネットワーク団体、赤十字・赤新月運動加盟団体、国連機関、援助機関、国の防災対応機関、基準機関、研究機関、財団または民間法人。
・会費制度(すべてスイスフラン(CHF))
※参考:1スイスフラン=121.16円(2021年7月30日日本経済新聞レート)
団体(年間収益規模)
5000万以上 10,000
500万以上、5000万以下 2,000
100万以上、500万以下 750
50万から100万以下 400
50万以下 100
個人 50
・詳細はこちらをご確認ください。
<申込手順>
所定の申込用紙を用いた申請後、事務局による審査を経て、入会可否が決定します。
詳細はこちらを参照ください。
既に会員になっている団体からの推薦2通が必要となりますが、国際NGO(世界各地に拠点を持つNGO)の日本拠点の関係者が推薦者になることも可能です。
既存メンバーリストはこちらからご確認ください。
<Sphere (スフィア)>
1997 年に複数の人道支援を行うNGOと赤十字・赤新月運動による任意グループのスフィア・プロジェクトとして活動を開始。『スフィアハンドブック』を発行・改訂してきた。2018年にSphere Associationとしてスイスにて法人格を取得。会員制度を設けた運営体制とすることで、スフィア基準の基本理念*の追求を世界中の人道支援団体・関係者とつながり、協力し合いながら目指す。
*基本理念
・災害や紛争の影響を受けた人びとには、尊厳ある生活を営む権利があり、従って、支援を受ける権利がある。
・災害や紛争による苦痛を軽減するために、実行可能なあらゆる手段が尽くされなくてはならない。