JQANは10月10日、11日に熊本市内で開催された「災害支援に携わる支援者のための研修会」に協力しました。
本研修会は、スフィア基準を通して災害時における被災者の権利と支援について考えることを目的に、熊本県庁が令和7年度「官民連携に連携による被災者支援体制整備」モデル事業の一環として、特定非営利活動法人くまもと災害ボランティア団体ネットワ 特定非営利活動法人バルビー(BULBY)と共催されました。本年3月にスフィア基準に関する研修会を開催いただいた社会福祉法人熊本県社会福祉協議会も協力しています。

研修会へは両日合わせ29名の行政、NPO/NGO、社会福祉協議会からの参加がありました。アンケートからは、人道支援としての規範や被災者の権利を中心に対応することの重要性への気づきとともに、「(スフィア基準とハンドブックは)基準・指標が明確なので参考資料として利用価値がある」などの意見が寄せられ、より良い支援に向けた役立つ考え方として学んでいただく機会となったようでした。早速来月に開催予定の防災訓練に活かしていきたいなどの具体的な活用をあげていただいた参加者もあり、熊本県での支援活動の充実に役立てていただける機会となりました。

今回JQANは熊本での災害支援の経験を有するトレーナー2名の紹介とスフィアハンドブックなどの研修教材を提供しました。皆様の地域でのスフィア研修の開催を検討される際には是非お声掛けください。